鉛直方向移動感覚提示システム

 人間は自分自身が移動していることを、目に入る視覚情報、内耳にある前庭感覚情報、全身の皮膚感覚や身体の深部の感覚による体性感覚情報を総合して知覚しています。この感覚のことを自己運動感覚といいます。自己運動感覚を生起させるためのこれらの感覚情報には相互作用があると考えられています。バーチャルリアリティの世界に移動感覚を起こすためには、これらの感覚の相互作用を調べることが重要です。ここでは図のようにコンピュータ制御で上下する昇降台による加速度の提示と、ヘッドマウントディスプレイや大画面ディスプレイによる視覚提示によって鉛直方向移動時におけるこれらの相関を調べています。


参考文献
  1. 長谷川大、久米祐一郎: 加速度と視覚情報提示による鉛直方向自己運動感覚、日本バーチャルリアリティ学会第5回大会論文集、pp.93-94、2000.
  2. 長谷川大、明石正和、久米祐一郎、曽根順治: 加速度と視覚情報が鉛直方向自己運動感覚に与える影響、映像情報メディア学会技術報告、25巻、29号、 pp.73-78、2001.
  3. 久米祐一郎、長谷川大: 鉛直方向加速度と視覚情報の移動感覚へ与える影響、映像情報メディア学会誌、58巻、5号、pp.727-730、2004.
  4. 大沢治美,久米祐一郎: 傾斜知覚へ与える姿勢の影響、日本バーチャルリアリティ学会第10回大会論文集(CD-ROM) pp.207-208、2005.

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