BALDA Baldax Semi

 このバルダ社のカメラは、ぼくの父が昭和20年代半ばの新婚時代から昭和30年半ばまで使っていたものだ。ぼくのコレクションの中で唯一のドイツ製でもある。父が使っていた年代からも明らかなように、ぼくが生まれたころの写真はすべてこのカメラで撮られている。

Baldax Semi

 ブローニー6×4.5cm、いわゆるセミ版のスプリングカメラである。レンズはMeyer Trioplan f=7.8cm F4.5、シャッタはCompurである。フィルムのカウンタなどは無く、裏蓋の赤い窓からロールの番号を読んで、フィルムを巻く。もちろんシャッターに二重露光防止装置などはない。

 スプリングカメラは折りたたむと小さくなり持ち歩きに便利だ。しかも中判のフィルムを使うことができる。父がこのカメラを使わなくなってから、ほくが使ってしまった。そのとき父はというと、メカ音痴であったので、当時流行のハーフサイズのキヤノンデミを買って使うようになっていた。


戻る